皆さんは、美容皮膚科というとどんなイメージをお持ちですか?
シミやシワの治療、アンチエイジング、レーザー、注射、美肌のための特別なこと… こういったお声をよく耳にします。しかしそれだけではありません。「美容皮膚科」は私達女性にとってもっと身近なところです。
私達が日常よく感じるいろんなお肌のお悩みや疑問、例えば、「最近くすんでいる」「お化粧ノリが悪い」「何を塗っても乾燥がなおらない」「お肌の調子が悪い」「毛穴が目立つ」「ざらつく」「テカッてメイクがくずれる」「ハリがなくなった」「良いというお化粧品がたくさんあっていろいろ試したけど、どれが自分に合っているのかわからない」「更年期になってお肌の調子がいまひとつ」「年をとっていっても年齢相応にきれいな肌でいたいけど、どんなお手入れをしていけばよいか」等々。
こういうことこそもっと私達美容皮膚科に是非ご相談いただきたいと思います。
お肌のきれいさは、皮膚の生理機能が円滑に行われてこそ成り立ちます。
お肌の美容的な不調に対して、「○○にはこのアイテム」というように単にスキンケアの手段だけで対応してもなかなか上手くいきません。どうしてそういう不調が生じているのか、そこに目を向ける必要があるのです。
実は日頃の何気ないスキンケアの習慣や癖や嗜好、生活習慣などが、かえって皮膚の生理機能を損ねトラブルの原因につながっていることが意外に多く見られます。
洗顔方法、アイメイクの落とし方、基礎化粧品やファンデーションの選択や塗り方、日中のお化粧直しの仕方、お風呂でのシャワー、マスク、鼻水のかみ方、汗かきの方は汗の拭き方やその後のケア、… など挙げればたくさん、お肌の状態は日常のいろんな局面と密接に関係しています。
それゆえ私達は、「治療」というよりもむしろ「日常生活密着型のスキンケア指導」を中心とした美容皮膚科診療を行っています。
その目的は2つあります。
1つめはお悩みの症状を改善するため、2つめは、その方のお肌の将来を見据えて、今後なるべく同じようなトラブルを繰り返さないよう、そしてお肌がきれいに年を重ねていけるようにするためです。
お悩みの改善につながる部分を中心に、洗顔方法、基礎化粧品及び日焼け止めやファンデーションの塗り方、紫外線対策、またその方の年令や体調やライフスタイルにあわせたスキンケアや生活上のアドバイス、そしてお肌に対する考え方など、お肌のために役立つことをおひとりおひとりに合わせて幅広くお話ししています。
「何かあれば相談できる」… そんなお肌の美容のホームドクターとして、お役に立ちたいと願っております。
お気軽にお越しいただければ嬉しく思います。